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2013年5月 7日 (火)

カウンセリング

五木寛之氏の「無力」に・・・

 
東日本大震災からしばらくして、大勢のカウンセラーが
被災地に向かいました。
その善意を否定するつもりはありませんが、人生経験の少ない
若い人が少し講習を受けたくらいで、被災者の心をケアするのは、
どこか無理があるのではないかという気がするのです。
 
一応のマニュアルが用意されていても、心のケアなどというものは
一朝一夕にできるものではない。
アメリカから持ち込まれた新しい心理学にもとづく学問的対処ではなく、
本来は、宗教家が果たすべき役目かもしれません。
 
実際、私は東北のある被災者から「心のケアはもういやなのです」という
話を聞かされたことがあります。
要するに、カウンセラーに徹底的に話をさせられてうんざりだというのです。
 
カウンセリングの基本は、自分が言って聞かせるのではなく、相手の
聞き役に徹しなさい、ということになっています。
これもカウンセリングのマニュアルです。
 
聞き手は出来るだけ長くしゃべらせて答えを引き出そうと、マニュアル
どおりに相槌を打ち、謙虚に聞こうとしていても、相手が口を開かなければ、
尋ねつづけるしかなくなってしまいます。
 
その辺は、一つ聞いたら百も返ってくるようなアメリカ人とは根本的に
ちがう。
 
マニュアルを学んだからといって、マニュアルどおりに人間の心を開く
ことはできないし、そもそも他人の悩みを解決するなどできるのか、と
いう絶望感が私にはあります。
 
・・・・・・・・・
 
自分でもキャリアカウンセラーという仕事をしていて、
とても身につまされる一文でした。
ただ相手に寄り添うことしかできないのかもしれない・・・・
 
 
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